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資料・データ分析

NotebookLMのスライドを編集する|文字・図・順番の修正手順と確認ポイント

NotebookLM(Gemini Notebook)のスライド編集を解説。Reviseで文字や図を修正し、ページ順を変える手順と、修正前後の点検表・6ページの練習原稿を紹介します。

編集:AmoriのAI実験室公式資料と練習素材
スライドの図や構成を直すペン
記事のテーマを表したAI生成イラストです。

NotebookLM(英語ヘルプ表記:Gemini Notebook)のスライド編集は、Studio内の「Revise(修正)」で変更を指定し、新しいデッキを生成する流れです。まず元資料とスライドを照合し、正しい文言・数値を修正指示へ書き込みます。修正時に元のソース資料は参照されないため、再生成後は変更箇所だけでなく、残したかった図や文言も新旧で比較しましょう。

※2026年10月29日時点のGoogle公式ヘルプ(Generate a Slide Deck in Gemini Notebook)にもとづく手順・点検ガイドです。実機でのスライド生成およびRevise操作の検証は未実施であり、配布する6ページ原稿と修正チェック表は手元で練習・点検するための編集側教材です。

現行の編集方法を確認する

生成後のスライドで文字や図、ページ順を直す前に、現行画面の仕組みと編集方式の違いを確認します。

名称とプラン・画面の差

Google公式ヘルプの現行案内では製品名が「Gemini Notebook」と表記されていますが、本記事では「NotebookLM(Gemini Notebook)」として説明します。スライドの生成・編集は「Studio」パネル内の「Slide Deck(スライドデッキ)」で行います。

  • 生成後の修正(Revise):生成済みデッキを開き、スライド別の修正指示・順序変更・削除をまとめて新しいデッキを出力する機能です。
  • 生成前のアウトライン調整(Co-create outline)との区別:公式ヘルプでGoogle AI Ultraプラン向けに案内されている「Co-create outline」は生成前の構成すり合わせ機能であり、生成後のRevise操作全体の前提条件とは異なります。
  • 操作環境の選び方:サムネイルのドラッグによる順序変更や修正前後の比較は、画面幅の広いPCブラウザ環境で行いやすい設計です。プランや端末により表示や上限が異なる場合は画面案内を確認してください。

資料の取り込みや引用確認の基本手順から始める場合は、NotebookLMの使い方 資料を入れて根拠付きで質問する を先に参照してください。

直接編集・再生成・外部編集を分類

目的によって次の3つの方法を切り分けます。

編集のアプローチ 主な操作場所・仕組み 向いている修正内容 注意すべき制約
1. ツール内の修正(Revise) StudioのSlide Deck内で「Revise」を開き、スライド別の修正指示・順序変更・削除を「Pending Changes(保留中の変更)」にためて「Generate revised deck」を実行する 特定ページの文字・数値の訂正、図解の整理、不要ページの削除、ページ順の入れ替え 元のデッキは上書きされず別デッキとして新規生成される。修正時は元のソース資料が再参照されない
2. 全体条件からの再生成 StudioのSlide Deck作成時に全体の指示(対象読者、枚数、重点項目など)を見直して最初から作り直す デッキ全体のトーン、対象読者、構成の軸そのものが狙いと大きくずれている場合 個別ページで気に入っていた表現や図も含めて全体が新しく作り直される
3. 外部ツールでの編集 生成したスライドを外部形式(PowerPointやGoogleスライド等、環境で対応する出力先)へ書き出して手作業で直す 発表直前の1文字の誤字修正、フォントや余白の微調整、社内指定ロゴや厳密な配色の適用 書き出し形式によっては図形や文字枠のレイアウト調整が別途必要になる

「構成は活かしつつ、数箇所の文字・図・ページ順を直したい」場合は1のReviseを使い、「大枠が固まり、再生成で他の箇所が変わるのを防ぎたい最終段階」では3の外部編集へ切り替えます。

元の資料とスライドを照合する

Reviseを実行する前に、元の説明資料(ソース)と生成スライドをページ単位で照合します。

公式ヘルプ(Generate a Slide Deck in Gemini Notebook)の仕様上、スライドデッキをRevise(修正)する際、AIは元のソース資料(Sources)を参照しません。「元の資料に合わせて直して」と指示してもソースを見に行けないため、人間が先に照合し、修正指示の中に正しい文字・数値・図の順序を直接書き込む準備が必要です。

数字と固有名詞の誤り

要約時に変化しやすい次の4項目を洗い出します。

  1. 固有名詞・製品名・部署名:サービス名の表記揺れ、担当部署名、型番の誤りがないか。
  2. 数値と単位の対応:「月平均」と「週平均」、「時間」と「分」、「件数」と「割合(%)」など、数字と単位・母数が元資料と一致しているか。
  3. 日付・時刻・期限:開始日、試験運用期間、締切日が混同されていないか。
  4. 否定表現・例外条件の脱落:「〜は持ち出し禁止」「〜の場合のみ延長可能」などの禁止・例外条件が省略されていないか。

図の意味と出典の一致

フロー図や比較表があるページでは、図の構造が元の説明と合っているかを点検します。

  • 矢印の向きと順序:手順1→2→3の流れが逆転・脱落していないか。
  • 比較の軸とラベル:旧方式と新方式など、対比項目の左右・上下が入れ替わっていないか。
  • 強調箇所の妥当性:補足数値が主結論のように誇張されていないか。

練習用の6ページ説明原稿と修正チェック表

スライド生成から照合・修正・前後比較までを手元で試せるよう、架空の社内システム導入案内(全6ページ構成)と記録用CSVチェック表を用意しました。

sample-6page-source.md には、システム名「かしだす(Kashidasu)」、対象「3部門・120名」、集計時間の削減(月4.0時間→月0.5時間・87.5%削減)、例外条件(検証用タブレットTB-10Aは社外持ち出し禁止)、予約から返却までの4ステップなど、スライド化で変化しやすい要素を入れてあります。

文字と図を修正する

照合で見つかった修正点を、StudioのSlide Deck内にあるRevise機能から指示します。

公式仕様にもとづくReviseの基本手順

  1. 「Studio」パネルから編集したい生成済み「Slide Deck」を開きます。
  2. 「Revise(修正)」ボタンを選択します。
  3. 修正対象のスライドを選び、変更指示(プロンプト)を入力します。
  4. 指示が「Pending Changes(保留中の変更)」リストに追加されます。複数ページに修正がある場合は、続けて各ページへ指示を追加します。
  5. 「Pending Changes」を確認し、「Generate revised deck(修正版デッキを生成)」を選択します。
  6. 元のデッキとは別に、新しいスライドデッキが生成されます。

一つの変更を具体的に依頼する(文字だけ直す・図を直す)

「スライドの文字だけを直したい」「図の順序だけを直したい」ときは、元のソースが参照されない前提で、変更前と変更後の正解テキストを指示文に直接記述します。以下は sample-6page-source.md を題材にした修正指示テンプレートです。

1. スライドの文字・誤字・数値だけを直すプロンプト

このスライドの本文にあるテキストと数値だけを以下のとおり修正してください。

【変更する箇所】
- 誤:「集計作業を月4時間から大幅短縮」
- 正:「月末の稼働率集計時間を月4.0時間から月0.5時間へ削減(87.5%削減)」

- 誤:「タブレット端末も社外利用可能」
- 正:「検証用タブレット端末(TB-10A)は社外持ち出し禁止」

【維持する箇所(変更しないこと)】
- スライドのタイトル、背景デザイン、右側の比較図のレイアウトは現在のまま変更しないでください。
- 上記で指定した2箇所以外の箇条書き文言は書き換えないでください。

2. スライド内の図解・フローの順序を直すプロンプト

このスライドにある手続きフロー図の項目と矢印の順序を、以下の4ステップに修正してください。

【修正後のフロー図(左から右、または上から下の4段階)】
ステップ1:空き状況の検索と仮予約(社内ポータル)
↓
ステップ2:QRコードでの受取チェックイン(4階保管庫端末)
↓
ステップ3:返却予定30分前の自動通知確認(延長は最大2時間まで)
↓
ステップ4:保管庫への返却と完了打刻(QRコード読み取り)

【維持する箇所(変更しないこと)】
- スライド上部の見出しと結論メッセージは現在のまま維持してください。
- 4つのステップ以外の補足テキストは勝手に追加しないでください。

変更箇所と維持箇所を分けて伝える組み立て方は、ChatGPTプロンプトの書き方 目的と条件を整理して回答を直す でも解説しています。

変えない箇所まで変わっていないか確認

1枚のスライドに文字・図・色・レイアウトの変更を一度に詰め込むと、崩れた原因を特定しにくくなります。指示は「文字・数値の訂正」と「図の構造変更」を箇条書きで分け、末尾に「指定した箇所以外は変更しないこと」と明記します。再生成の仕組み上、他要素が変わる可能性もあるため、生成後に新旧デッキを見比べます。

構成とページ順を整える

結論を先に出すための順序変更や不要ページの削除も、Revise画面でまとめて行えます。

削除・追加・並べ替えの可否

行いたい構成変更 Revise画面での可否と操作方法 運用上の注意点
ページの順番を変える 可能。Revise画面でスライドのサムネイルをドラッグ(移動)して、説明したい順序へ並べ替える 並べ替え操作も変更として扱われ、「Generate revised deck」で新しいデッキに反映される
不要なページを削除する 可能。Revise中に不要なスライドを削除指定すると、「Pending Changes(保留中の変更)」に削除が記録され、再生成時に除かれる 削除したページにしか載っていなかった重要数値や窓口情報がないか、削除前に確認する
特定ページの情報を増やす・分ける 条件付きで対応。既存スライドの修正指示で項目を補うか、全体の指示を見直して再生成する 修正時は元のソースを参照しないため、追加したい情報は修正プロンプト内に具体的に書く必要がある

生成したスライドの順番を変えるときは、文章で「3ページ目と4ページ目を入れ替えて」と書くよりも、Revise画面でサムネイルをドラッグして並べ替え、「Pending Changes」を確認してから再生成する方法なら、再生成前に並び順を画面で確認できます。

説明の流れを点検する

ページの並べ替えや削除を行う際は、聞き手が理解しやすい次の6段階になっているかを点検します(sample-6page-source.md もこの順序で構成しています)。

  1. 導入・概要(1ページ目):何の資料か、対象者、開始時期。
  2. 背景・課題と新旧比較(2ページ目):導入理由、従来との違い。
  3. 対象範囲と基本ルール(3ページ目):対象機器、制限・禁止事項。
  4. 具体的な手順フロー(4ページ目):利用者の操作手順。
  5. 例外・トラブル時の対応(5ページ目):遅延時や故障時の対応。
  6. 導入前の準備と問い合わせ先(6ページ目):事前準備の期限と連絡先。

見出しに「ステップ1」「第2章」などの通し番号がある場合、サムネイルの並べ替えで番号が前後しないかを確認し、番号修正も「Pending Changes」へ入れてから一括で再生成します。

修正前後を比べて保存する

「Generate revised deck」を実行すると、修正前とは別に新しいスライドデッキが生成されます。指示した箇所だけでなく、非対象箇所の変化まで点検して完了とします。

情報と見た目を別評価(修正で図が変わる問題への点検)

特に確認したいのが、「文字だけを直す指示を出したのに、同じページの図や別ページの表現まで変わっていないか」という点です。本記事では実機での反復テストは未実施のため変化の頻度は断定しませんが、別デッキとして再生成する仕組み上、以下の2軸・6項目で新旧デッキを比較します。

評価軸 点検項目 修正前デッキと修正後デッキの比較ポイント 変化・問題があった場合の対処
情報の正確さ 1. 修正対象の文字・数値 指示した誤字、数値、単位、日付が指定どおり直っているか 直っていない場合は、元のソース頼みにせず変更後の文字列を明記して再指示する
情報の正確さ 2. 否定・例外条件の維持 「禁止」「〜のみ」などの条件が修正後に消えていないか 短縮されて意味が変わっていたら、箇条書きの文言をそのまま指定する
情報の正確さ 3. 非対象ページのテキスト 修正指示を出していないページの数値や固有名詞が変わっていないか 変化していたページを特定し、元のデッキの記述と照合する
見た目と構造 4. 同じページの図解・表 文字修正をしたページで、図の矢印・項目数・表の列が意図せず変わっていないか 図が変わって意味が崩れた場合は、図の構成も明示して指示すべきか、外部編集にするか判断する
見た目と構造 5. ページ順と削除の反映 サムネイルで並べ替えた順序と、削除指定したページが正しく反映されているか 順序に違和感があれば前後のスライドのつながりを見直す
見た目と構造 6. 文字量と視認性 修正で文字を足した結果、1ページに文字が詰まりすぎて読みにくくなっていないか 補足説明を口頭原稿(ノート)側へ逃がし、スライド内の文字を絞る

再生成回数と作業時間を記録

1〜2回のReviseで構成・ページ順・主要な図解が整い、残りが細かな表記調整だけになったら、NotebookLM内で再生成を繰り返すより外部編集へ切り替えるほうが非対象箇所の再変化を防げます。

配布している スライド修正・前後比較チェック表(slide-revision-checklist.csv) を使い、以下の目安で作業を区切ってください。

  • 1回目のRevise:全ページ照合で見つかった文字・数値訂正、図の修正、サムネイル並べ替え・削除をすべて「Pending Changes」にまとめて一括実行する。
  • 2回目のRevise:1回目で反映漏れがあった箇所、または文字修正に伴って手直しが必要になった図・レイアウトに絞って実行する。
  • 外部編集への切り替え判断:構成と図の骨格が固まった後は、細部の文字修正のために3回目以降の再生成を行うか、外部ツール側で仕上げるかを判断する。

よくある質問(FAQ)

文字だけを修正できる?

文字枠を直接クリックして打ち替える方式ではなく、Studioの「Revise」から対象スライドに「この文言を〇〇に修正してください」と指示して修正版デッキを再生成します。複数ページの修正は「Pending Changes(保留中の変更)」にまとめてから「Generate revised deck」を1回実行すると効率的です。

修正で別の部分も変わる?

Reviseは変更指示を反映した新しいスライドデッキを生成するため、文字修正に伴って同じページのレイアウトや図の表現が変化する可能性があります。「見出しや右側の図は変更しないこと」と維持範囲を明記したうえで、生成後に新旧デッキを見比べて確認してください。

元資料を更新すれば直る?

元のソース資料を更新しただけでは生成済みスライドは書き換わりません。また、公式ヘルプに記載のとおり、既存デッキをReviseする際は元のソース資料が参照されません。更新内容を反映するには、具体的な数値や文言をReviseの指示文に直接書くか、更新後のソースから新しくスライドデッキを生成し直します。

出典・参考資料

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本文執筆:agy / 確認・編集:制作担当

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