Geminiを初めて使うなら、「短い質問をする」「自分の資料から答えを探す」「文章を短く直す」の3作業から始めると、回答をどこまで任せられるか判断しやすくなります。GoogleのGeminiに日本語で目的を伝え、必要な資料を添え、最後に数値や条件を原文と照合するのが基本です。
この練習では、配布する貸会議室の説明書から10項目を表にし、その内容を短い案内メールへまとめます。回答の数字・曜日・条件を原文と照合できれば完了です。
公式資料の確認日:2026年10月29日。説明書と依頼文は練習素材です。Geminiの回答やスマホ画面の実機検証は未実施です。
Geminiで最初に試す仕事を選ぶ
最初から「仕事を全部効率化して」と頼むより、正解を自分で確認できる小さな作業を選びます。たとえば自分で書いた案内文なら、営業時間や定員が書き換わっていないか判断できます。知らない分野の専門解説を最初の題材にすると、流暢な誤りを見分けにくくなります。
| 作業 | 渡すもの | できたかを確かめる点 |
|---|---|---|
| 質問 | 知りたい内容と目的 | 質問への答えになっているか |
| 資料の確認 | 短い説明書と質問 | 根拠が資料にあるか |
| 文章の短縮 | 元の文章と残す情報 | 必須条件が消えていないか |
今回は架空の貸会議室サービス説明書を利用します。実在の住所・顧客情報・契約書を使う必要はありません。ファイルを保存して内容を読んでから、以下の依頼を試してください。
GeminiをWebで始める・スマホで日本語の質問をする
パソコンではGeminiの公式入口を開きます。Googleの案内では一部の機能は未ログインでも使えますが、資料添付などを利用するために必要なログイン条件を確認してください。仕事用・学校用のGoogleアカウントは、個人アカウントと利用条件が同じとは限りません。ログイン要件の公式説明を参照できます。
Geminiにスマホで日本語の質問をするときも、最初は短い文章で十分です。アプリの提供状況と端末への対応を確認し、新しい会話の入力欄に次の依頼を入れます。アイコンの位置が説明と違う場合は、画面に表示されている名称を優先してください。
小さな貸会議室の案内文を作る練習をしたいです。
最初に、案内文を作るために必要な情報を5項目だけ質問してください。
日本語で、専門用語を使わずに書いてください。
送信したら、質問が5項目か、こちらがまだ伝えていない料金や営業時間を勝手に決めていないかを見ます。ここでは正しい施設紹介を完成させる必要はありません。「足りない情報を質問してもらう」という一つの作業ができれば次へ進めます。
スマホとパソコンを行き来するときは、同じアカウントか、同じ会話を開いているかも確認します。入力できない、送信できない場合は、文字数を増やして何度も試す前に、ログイン状況と画面の通知を読みます。
Geminiに資料を添付して質問する
Geminiのファイル機能では資料をアップロードし、内容について質問できます。Web版の公式案内では入力欄のファイル追加から端末のファイルを選びます。組織のGoogle Driveを利用する場合は管理者設定などの条件があります。ファイルのアップロードに関するGoogle公式ヘルプで確認してください。
- 練習用の説明書を端末に保存し、中身が読めることを確かめます。
- Geminiの新しい会話を開き、ファイル追加から説明書を添えます。
- 添付が完了したこととファイル名を確認します。
- 下の依頼を送ります。添付形式が受け付けられない場合は、短い練習資料の本文を入力欄へ貼り付ける方法もあります。
添付した「もりの貸会議室」利用案内だけを根拠に回答してください。
営業時間、予約締切、定員、時間料金、最低利用時間、備品、
飲食の条件、無料キャンセル期限、期限後のキャンセル料、
問い合わせ先を表にしてください。
列は「項目」「回答」「根拠となる資料内の記述」です。
書かれていない情報は「資料に記載なし」としてください。
電話番号やメールアドレスを推測しないでください。
資料に答えがない質問も混ぜるのがポイントです。この教材には電話番号やメールアドレスがありません。架空の番号を補っていれば、文章の見た目が整っていても不合格です。資料内の記述欄に、回答と同じ意味の原文があるかを確認します。
10項目の答え合わせ
以下はGeminiの回答ではなく、編集側が資料から作った正答表です。
| 項目 | 資料に書かれた条件 |
|---|---|
| 営業時間 | 平日9:00〜18:00 |
| 予約締切 | 利用日の7日前まで |
| 定員 | 8人 |
| 時間料金 | 1時間2,000円(税込) |
| 最低利用時間 | 2時間 |
| 備品 | ホワイトボード1台・延長コード2本 |
| 飲食 | 飲み物可・食事不可 |
| 無料キャンセル期限 | 利用日の3日前まで |
| 期限後のキャンセル料 | 予約料金の50% |
| 問い合わせ先 | 受付窓口。電話・メールの記載なし |
「9時から18時」だけなら平日という条件が欠けています。「2,000円」だけなら時間単位と税込表示が不足しています。大きな数値の誤りだけでなく、曜日、単位、対象条件を別々に点検すると見落としを減らせます。
Geminiで文章を短くする方法
資料の確認ができたら、同じ内容から案内メールを作る練習へ進みます。まず長い下書きを作ってから「もっと短く」とだけ頼むと、何を削ってよいかが曖昧になります。残す情報と、削ってよい説明を先に指定します。
添付の案内を基に、利用を検討している人へのメールを作ってください。
本文は200字以内。件名は別にしてください。
必ず残す情報:平日の営業時間、定員8人、1時間2,000円(税込)、
最低2時間、予約は7日前まで、キャンセル条件。
住所や備品の詳細は省いて構いません。
資料にない割引、予約URL、連絡先は追加しないでください。
作成後、残すべき各情報がどの文にあるかも別欄に示してください。
たとえば「最低2時間」が消えたら、「最低2時間の条件を戻し、挨拶を削って200字以内にしてください」と修正します。短くなったかだけでなく、元の条件が残ったかを合格基準にします。
200字に入らなかった場合は、いきなり条件を消すのではなく、挨拶や重複表現を短くするよう追加依頼します。条件がすべて必要なら文字数のほうを調整する判断もできます。出力された文字数は自分のエディタ等でも確認し、自己申告だけで合格にしないでください。
読み込めない・答えが違うときの確認順
| 状況 | 最初に見るところ | 次に試すこと |
|---|---|---|
| 資料を添付できない | 形式、サイズ、アカウント条件、通知 | 対応形式へ変換し、必要なページだけで再試行 |
| 資料と違う答えが出る | ファイル名、版、参照箇所 | 正しい箇所を示してその項目だけ訂正 |
| 情報が欠ける | 指定した必須情報の一覧 | 欠けた条件を名指しして再生成 |
| 文章が長い | 重複・挨拶・条件の多さ | 削ってよい説明を明示 |
修正依頼には「営業時間が違います」だけでなく、「資料は平日9:00〜18:00です。曜日を含めて直してください」と書きます。訂正後は、その箇所だけでなく他の数値も変わっていないか確認します。
初心者が迷いやすい点
Googleアカウントがあれば会社でも同じように使えますか? 個人用と組織用では管理者設定や対象機能に違いがあります。会社の資料を扱う場合は、その組織で認められたアカウントと利用範囲を使います。
日本語より英語で頼んだほうがよいですか? この練習は日本語だけで進められるように作っています。内容を自分で確認できる言語を使い、目的と材料を具体化することから始めてください。
調べものも同じ会話でできますか? 短い質問と、複数のWeb資料を集める調査は確認の仕方が違います。比較表を根拠付きで作る場合はGemini Deep Researchの使い方へ進んでください。
公式情報の確認日は2026年10月29日です。教材の10条件は編集側で照合済みですが、Geminiから得た10回答の採点は未実施です。実際に試した際は、アカウント、利用画面、入力文、回答、修正後の内容を残すと、次の作業にも同じ確認方法を使えます。

